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ラ・サール学園入試説明会の内容が全て分かる記事【寮見学編】2018年

ラ・サール学園入試説明会の内容が全て分かる記事【寮見学編】2018年

 

シリーズでお届けしている「ラサール学園入試の全てがわかる記事2018年」。

今回は【寮見学編】になります。この記事は、ラサール学園の入試説明会の内容が全て分かる記事【授業見学編】【インタビュー編】の続編となります。

 

 

2018年10月28日に行われたラ・サール学園入試説明会。今回の説明会では、学園の関係者でなければなかなか知ることのできないラサール学園の新寮内部の見学も催されました。2014年に新築されたばかりのラサール学園の寮に関して、実際の写真とともにご紹介いたします。

 

 

【寮見学編】

旧ラサール寮は数年前まで、現在のテニスコートと英語棟がある場所に立地していました。旧ラサール寮が古くなってきたことを受け、より安全で快適な学習生活をサポートするため、2014年に新しく新ラサール寮が建設され今の場所に立地しました。未だ築4年目の新しい寮です。(2018年現在)

中学生は8人部屋、高校生は1人部屋という形式は従来のまま変更はありません。もちろん、寮部屋やお風呂等は綺麗に一新され、ピカピカの状態になっています。

 

 

 

1.エントランス



 

エントランス部分には広々とした空間があり、玄関口から食堂、上階へアクセスする階段と三方向へ分かれています。それらすべてが事務室から視認できるようになっているため、セキュリティー面や管理面も行き届きやすい印象です。また玄関口からエントランス上部は吹き抜けになっており、開放的な空間になっています。

 

 

2.ロッカー

エントランスから食堂へと続く廊下の壁際には生徒1人ひとりに専用のロッカーが設けられており、個人の持ち物も安全に保管できるようになっています。

お金の保管は事務室でも行っており、入金や出金もすべて管理してくれる体制をとっています。より安心して寮生活を送れる工夫がなされているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.食堂

  

 

 

中学生、高校生が利用するため非常に広い食堂になっています。机には数字が書いてあり、1人1人決まった席が用意されています。時間帯によっては番号に関係なく自由な席で食事をとることができるようです。

また、食事内容に関しても栄養バランスを考えた献立を作ってくれているようで、健康面でも安心してお子さんを預けられるようにしているとのことです。

 

 

 

4.洗濯物

 

 

 

洗濯物は洗濯機で洗い乾燥させた後、職員の方が手作業で畳んで1人1人のロッカーに返却するシステムになっています。勉強に時間を圧迫しないような工夫が随所に見られます。

 

5.お風呂

 

お風呂は中学生と高校生は別の場所にありますが、お風呂の大きさ等は同じです。大浴場は広々としており、入浴時間に関する細かな指定はないため、ゆったりと使用できるようになっています。入浴後の洗濯物も写真のように細かく指定して出せるように工夫されています。

 

 

 

 

6.寮部屋

 

 

寮部屋に関しては、中学生用と高校生用で違いがあります。中学生用は、8人部屋なのに対し、高校生は1部屋になっています。中学生では8人部屋にすることにより、多感な時期に社会性を身につけることができるように、高校生では環境を最適化し勉強に専念できるように設計されています。勉強と睡眠をとるための部屋としては十分な面積があり、第三者の視点からは特に不自由は感じられませんでした。(時間の都合上、中学寮の見学はできませんでしたが、高校寮との主な違いは8人部屋か1人部屋かの違いのみです。中学受験を考えている方にも参考になるかと思います。)

 

 

7.寮部屋階のその他設備

 

 

寮部屋を含む各階には電話ボックスが設置されており、ここで両親との連絡を取っているようです。私が見学をさせていただいていた時にも複数人の生徒が利用していました。

また、給湯室も完備されており、カップラーメン等の軽食を食べることができるようです。

 

 

8.学習室

 

 

寮生は一日の生活の中に義務自習という時間が3時間設けられており、その時間はこの学習室で勉強することになっています。この学習室は義務時間外にも使用することができ、この日も1人の生徒が学習室にて勉強をしていました。学習室内には壁がなく、他の人が勉強している姿に感化されやる気がなくても勉強する気にさせる工夫を凝らしているようです。

この義務自習時間以外にも、早朝や隙間時間なので別途勉強時間を確保することも可能です。消灯時間は12時ですが、生活を最適化すれば4~5時間程度は勉強時間が取れるようです。(ラサール学園の宿題や学習スピードを考慮すると3時間ではちょっと少ない気がします…。)

 

 

 

 

 

9.寮生の休日

  

 

寮生は日曜・休日においても義務自習時間が設けられています。中学生、高校生ともに夜の義務自習時間は平日と同じ時間帯です。

 

中学生は19;15~20:45と21:15~22:45

高校生は19:30~21:00と21:15~22:45、且つ23:00~23:45

 

中学生は高校生と違い日曜・休日には朝にも義務自習時間が設けられ、8:00~9:30は自習が義務づけられています。それ以外の時間は自由に使える時間ですので、映画や食事などに遊びに行く学生もいるそうです。

 

夏季休業や春季休業など長期の休みにおいては寮は閉鎖されます。各学期の終業式の翌日10時には寮を出なければならず、次に寮が開くのは始業式の前日です。鹿児島県内の他の進学校とことなり、この期間中に補習などはありません。これがラサール学園の特徴の一つでもあります。その代わり、膨大な量の宿題がでます。それはそれは膨大です…。

日頃、寮のスケジュールによって学習を管理されている寮生は、その管理下を離れることになるため一気に気が抜けてしまい、長期休みの間は勉強しなくなるという現象が多々起きるようです。一方で、ご家庭でのテコ入れができる期間がこの時期でもあります。長期休暇明けのテストでは普段より良い点数がとれる学生も一定数いらっしゃいます。

 

 

まとめ

寮での生活は思っていたほどの圧迫感はなく、のびのび過ごせるように感じました。生徒の健康面にも気を使いながら、勉強時間を最大化させる環境が整っているようです。

日曜・休日においても勉強ができる環境が整っているのも魅力の1つですが、外部の教育機関のサポートが受けにくいことは難点かもしれません。その点を考慮して、あえて寮ではなくアパートから通う学生も一定数いらっしゃいます。

 

また、長期休業中は差がつくところです。長期休業中に、学習を上り調子にできるか、急下降してしまうか、ご家庭や生徒自身の手腕が問われます。もともと厳しい受験をかいくぐってきた学生たちですので、成績が下がり調子になってしまったら、テコ入れすることで長期休暇を計画的に活用することで調子を戻すこともできるでしょう。

 

いずれにせよ、受験を経て見事ラサール中学・高校に入学できた後は、受験以上に熾烈なラサール内のテスト戦争があります。わくわくしますね!

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